明解 蟹辞典

蟹

かに【蟹】十脚目短尾亜目の甲殻類の総称。体は頭胸部にあたる甲と、一対のはさみ脚および四対の歩脚からなる。腹部は甲の腹側に折れ曲がって密着し、雌のほうが幅広い。海水・淡水・陸のいずれにも分布し、食用とするものが多い。ふつう横向きに歩行するが、前または後方に歩ける種もある。サワガニ・スナガニ・ガザミ・ケガニなど。《季 夏》「原爆許すまじ―かつかつと瓦礫あゆむ/兜太」

慣用句

蟹の念仏(かにのねんぶつ)蟹が口の中でぶつぶつ泡を立てるように、くどくどと呟(つぶや)く様子。

蟹は甲羅に似せて穴を掘る蟹は自分の甲羅の大きさに合わせて穴を掘るものだということから、人は自分の力量や身分に応じた言動をするものだということ。また人はそれ相応の願望を持つものだ。

蟹の爪がもがれたよう爪はカニにとって武器であり餌を採る大切な手だが、それをもがれたという状態から頼りを失い呆然自失の様をいう。

うろたえる蟹穴に入らず穴もぐりの名人といわれるカニも、慌てふためくと、自分の穴がどこにあるのかわからなくなる。という意で、冷静に物事に対処しないと適切な判断や行動が出来ず失敗するという意。

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